【新事業開始】多階層ロボティクス KBIC-234号室(産学官連携室)

当社はこのたび「多階層ロボティクス」事業を開始いたしました。

今までの主要事業となる、1細胞ハンドリング操作(剥離・切断・搬送・押付・引張、等)を行う場合、高精度(0.1μm以下)ピエゾモーターや超音波モーターの微動軸と、搬送などの大きな移動のために100mm以上のストロークがあるステッピングモーターやサーボモーターの粗動軸をそれぞれ組み合わせて(粗動軸の上に微動軸を搭載して)制御する必要がありました。

研究現場において今後、更に必要とされる微小操作に向けて、搬送で用いるピペット用の微動XYZ+粗動XYZ(6軸)に加え、剥離(微動3軸+粗動1軸)+切断(微動3軸+粗動1軸)+吐出観察用カメラ(3軸)+顕微鏡ステージ(操作側2軸+吐出側2軸)+顕微鏡コンデンサ(1軸)+分析装置導入(3軸)など15~30軸の制御をタッチパネルのボタン1pushで作動可能とするシステムや類似の操作用ロボティクスを、独自のアルゴリズムを用いて特注開発いたします。

将来的には、画像解析との組み合わせに加え、使用するモーターを極力小型化し省電力化することで、小動物や昆虫の動きを模したロボティクス開発を実現し、更なる微小操作を目指します。